エステティシャン不要。お客様自身で施術を行ってもらうセルフエステサロンが増加中。
プロが使用する美容機器で安価にエステを行えると話題に!
店舗も続々と増えている中、エステティシャン不要、資格不要でサロンやお客様にとってリスクはないのか。本当に儲かるのか。
セルフエステサロン開業を検討中の方への参考ページです。
ご参考になれば幸いです。
エステといっても、フェイシャル・ボディ・脱毛・痩身と様々。
女性のイメージが強かったエステですが、今や男性がエステサロンに通うのも珍しくなくなっています。
脱毛だけでみると「10代女性の内7人に1人」「20代男性の10人に1人」がエステサロンに通っており、エステサロンが身近なものになっているようです。
15~69歳男女のエステサロンの利用に関する実態調査
●10代※1女性の7人に1人は1年以内にサロンで脱毛を利用
●脱毛サロンで「全身脱毛」メニューの利用が増加し女性全体で昨年から10.0pt増加の18.1%へ
●20代男性の10人に1人が脱毛サロンを利用参考サイト:http://urx3.nu/daUw
しかし、1回あたりの利用金額は
痩身 | 11,378円 |
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脱毛 | 11,128円 |
フェイシャル | 8,563円 |
と効果を得るため定期的に通うには、ある程度の費用が必要。学生や主婦の方などは使える予算も限られている場合が多く、効果が実感できるほど通うのが難しい人も。きれいになりたいと思いながらも金銭面から難しいと悩んでいる方も多いようです。
また、エステティシャンからの勧誘、担当者によって技術差があるのが気になるなど継続して根付いているのも現状です。
一方、エステティシャンの人員不足も懸念されています。
2019年の求人件数を見ると、前年と比較し498.6%増とエステティシャンを求めているサロンが多いことが見て取れます。
参考サイト:http://urx3.nu/NlXv
低賃金・長時間労働・福利厚生・産休育休制度が整っていないなどの理由で、もともと離職率が高く人材が流出しやすい業界ではありましたが、さらに深刻化しているようです。利用者がいても技術を提供できるエステティシャンがいないがために回転数が落ち、売上があがらず、泣く泣く閉店するサロンも少なくないようです。
利用者自ら美容機器を使い、トリートメントを行うシステムを採用しているエステサロン。
スタッフから機器の使い方を教えてもらって自身で施術します。
家庭用の機器とは異なり、一般のサロンで使用しているような美容効果の高い機器が使えることで話題に。エステティシャンが必要ない(人件費がかからない)分、価格がおさえられています。金銭面に余裕がなく諦めていた方も手軽に通うことができる、新しいサロンのシステムです。
技術が進歩し、安全で使いやすく効果を出せる機械が増えてきたため、エステサロン、美容室、自宅の一室、ジムなどさまざまな場所で導入されています。人手不足を上手くカバーできる上、月額制の通い放題を採用しているサロンが多く、お客様との接触頻度も増やせるのが特徴。
自分のタイミングで予算を気にすることなく通うことができ、フィットネス感覚で利用されています。
競合も多くスタッフの獲得が難しくなる中、機器を導入するのみで売上をあげられるセルフエステはメリットが多くみえますが、実際にセルフエステを利用されたお客様の中では
も少なくないようです。
一般社団法人日本エステティック振興協議会では約10年前から「セルフ脱毛」は行わないよう注意を促しており、今回の「セルフエステ」にも以下のような注意喚起がされています。
「セルフ・・・」は、基礎知識をご存じない多くの消費者の自己責任であることを押し付けて行なう
「セルフ・・・」は、当振興協議会では、容認できる事案ではありません。
仮に、エステティックサロンが施設及び機器を提供して自己責任の下で行なわせる施術において、有害事象が発生した場合、「セルフ・・・」は、エステティックサロンに関係ないと言えますでしょうか。
2009年に注意喚起しました「セルフ脱毛」の背景を見ますと、事故が発生したエステティックサロンは、前述しましたような姿勢で関係行政機関に説明したようですが、その結果、エステティックサロンは、施設や機器を貸与したことによる管理責任を問われ注意勧告処分を受けた事例があります。
効果があるということは同時にリスクも伴います。(熱を発生させる機械のためやけどなどのトラブルの可能性あり)つまり、施術を行う人(機器を使用する人)が最低限の知識を備えておくことは不可欠です。これらの知識を学び、状況に応じて判断をして施術を行えるのがエステティシャンです。
お客様はサロンを信頼して来店されます。
少々価格は高くとも誠意をもって対応し、価格以上の価値を提供できれば、長くお付き合いできる関係となりサロンの安定にも繋がります。
長い目で見てお客様のためになるのかを考えることが大切です。
運営者も基本的な知識がなければ、サロンにとってのリスクも増えます。知識、技術を持つものが機器を使用するのであれば、トラブルのリスクは格段に下がります。
「もしもの場合でも自信をもって対応することができるのか。」
これらのリスクも考慮し、検討しましょう。
エステティシャン・エステサロン開業に資格や経験は不要です。
しかし、フォレストエステティックスクールでは技術と知識の習得は必須と考えています。仮にスタッフを雇いオーナーとなる場合も、適切なアドバイスをもらえる美容業界に精通した人がいるに越したことはありません。
上記を踏まえ、開業計画を立てていきましょう。
個人オーナーとして開業するのか、従業員を雇い経営するのか。
将来的にどのようになっていたいのか方向性を絞り、決定していきましょう。
直接お客様のお肌に触れる機械であれば、特に、安全面は確認が必要です。
市場のニーズももちろんですが、高額商品のため、長く使用していくことを踏まえて目的をもって選定していきましょう。
失敗しないエステ機器の選び方について詳しくはこちらから>>>
プライバシーが守られる個室があれば問題ありません。
自宅の使用していない一室、マンションの一室、複数ベッドを設ける場合はテナントを借りる方法もあります。コンセプトや予算に応じて決定していきましょう。
エステ開業、物件選びで失敗しない方法について詳しくはこちらから>>>
条件が合えば国から助成金を受け取ることもできます。
計画するサロンは該当するかどうか、前もって確認しておくと良いでしょう。
エステサロン開業時に活用できる助成金制度について詳しくはこちらから>>>
エステサロン開業時に融資を受けるなら詳しくはこちらから>>>
これらは、知識をもったエステティシャンの、適切なカウンセリングがあってこそ知れる情報です。
エステは長期的にきれい(理想な状態)を持続するためのものであり、お客様が心から望まれている状態へ導くことが第一。「どうしてそれが必要なのか」「なぜその料金になるのか」をしっかりと理解してもらい、価格以上の価値を提供することが大切です。
第一にお客様を守れる安心・安全の機器であること。
その上で集客性(ニーズがあるか)や効果も考慮します。
価格だけでなく、ランニングコストや故障した場合などサポート、過去の実績も確認しておくと良いでしょう。
エステ開業時に失敗しない機器の選び方について詳しくはこちらから>>>
何気ない会話や気配り、雰囲気はエステティシャン個人が持つもので代わりがききません。技術力ももちろんですが、「あなただからこそできるサービス」を磨いていくことが大切です。想いを言葉や行動に移すことで、自然と満足度も上がるでしょう。
便利になっている現代だからこそ、サロンの在り方を見つめ直すことが大切です。
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