これから進路を決定される方、転職や仕事復帰の際に興味を抱きやすいエステ。
華やかなイメージの美容業界でありながら年齢や資格を問わないため、参入しやすく女性なら誰しも憧れる職業。簡単に開業できて働き方も自由。儲かるのであれば好きな仕事で開業してみたいという方も多いのではないでしょうか。
現在、自宅の一室でサロンを開業する方やエステサロンをオープンする人が増えており、競合が多数いる中で「エステサロンを開業した人は本当に儲っているのか」というところが最も気になるところでしょう。
今回はフォレストエステスクール卒業生の実例を元に、エステサロンの経営について徹底調査。
参考になれば幸いです。
街中やフリーペーパー、クーポンサイトを見ていると、次々新しいサロンがオープンしていることがわかります。3年も経つとほとんどのサロンがなくなってしまうともいわれており、エステ業界は入れ替わりが早いことが伺えます。
現在登録されているだけで全国に2万店舗(2005〜2014年調べ 2009年以降はほぼ横ばい)。事前準備を怠るとオープン1年経たずして休業状態になることもあり得ます。
競合が多い分、価格競争に陥りやすいのが懸念点です。個人サロンは集客数に限度があるので低価格で大勢集客して運用するのは難しく価格勝負を避けるのが得策ですが、全く同じ技術・サービスであれば安いサロンを選ぶのは当然。
価格を下げずに済むよう、他店とは異なるサービスを確立することが大切になってきます。
つぶれてしまう=儲かっていないサロンで最も多いのは「お客様が来ない」という点。
原因として「立地」や「価格」と考える方が多くいますが、インターネットが普及している現在では、打ち出し方ひとつで「隠れ家サロン」や「プライベートサロン」など様々な方法で認知度を上げて集客することが可能です。
実際には安さではなく、価格に見合ったサービスを提供してくれるサロンを探しておられる方が多いため、リピーターを作り一人あたりの単価を上げられれば問題ありません。(シングルマザーが自宅の一室にベットを置いて、完全予約制で子育てをしながらサロンを運営し、毎月余裕をもって積立預金をしている人もいます。)
など、ターゲットとなるお客様のこと、そのお客様が求めていることを理解できていない可能性があります。
また、自分本位のコース提供を行っていると、自分がやりたいものをどうにかして売ろうと押し売りになってしまいお客様から支持されません。自分がやりたいもの・出来るものと、お客様がやりたいものが違っていることに気づいていければ売上は伸びます。
これらの点を理解しておくと何が必要か何をすべきかが判断でき、身動きがとれない状態には陥りにくくなります。開業前よりしっかり理解を深めておきましょう。
開業すると「儲かる」というイメージを抱きやすいですが、実際は開業当初は赤字になることもしばしば。開業のための初期投資もあり、始めの頃の給料はあがりにくいものの、軌道にのると頑張り次第で高給も可能になります。
具体的な収入については取り扱いメニューや開業地域、営業日数にもよるため一概には言えませんが、フォレストエステティックスクールを卒業された生徒様で自宅で開業され、毎月安定して70万円ほどの売上をあげられている方もいらっしゃいます。
しっかり知識を身に着け準備を整えておくことで、収入を増やすことも可能ということ。
開業の他にもエステサロンに就職するという選択肢もあります。あなた自身がなにを優先し、どの程度の収入を望むかで働き方を選択すると良いでしょう。
儲かるサロンは、お客様に喜んでいただくことを最優先にしています。
お客様が得をし、喜ぶ情報やサービスを仕入れて提供しています。エステ以外にも新しいモノや人と触れ合うことを意識し、新たな事への挑戦を怠りません。
口コミ・インターネット(メルマガ・ブログ・SNS・公式サイト・セミナーや講習会)を活用し、どんなことに苦労してその結果何を得られたのかストーリーをもたせることも忘れません。予算をかけずにできることも多く、工夫次第で人気店になることも可能なことが伺えます。
ただし、ただやりたいことをやっていてもお客様の心には響きません。お客様が求めていることを理解する必要があります。
そこで一番の重要となるのは「カウンセリング力」。
自分の考えや理想をうまく伝えられる方は意外と少ないもの。お悩みや望みを引き出した上でプロとしての意見をプラスし、期待以上の結果を残すことで信頼にも繋がります。
また、儲かるサロンではお客様だけではなくスタッフまでファンにしてしまいます。長期・中期・短期で目標が具体化されているので、日々達成するための努力を惜しまずサロン内が活気に溢れ、サロン全体の雰囲気も上がります。
上手くいっているサロンの良い部分を取り入れ活かしていくと自然と売上もついてくるでしょう。
サロンを開業してどのような状態になりたいのか。この、「どのような」の部分を具体化します。
なんとなく想像するのではなく、潜在意識に刷り込めるよう常に目に入る状態=「見える化」(ビジュアルで判断できる状態)すると良いでしょう。
どのようなお客様に来てほしいのか、特定人物(ペルソナ)を設定します。
ペルソナを設定すると、お客様視点で物事を考えやすくなります。どのようなキャンペーンを打てばよいか、どんな言葉が心に響くかなど集客の際に活かせます。ターゲット層に近い人へのインタビューやアンケートを活用して情報を集めると、自然と人物像が見えてくるでしょう。
開業後ぶれることがないよう、自分自身としっかり向き合いコンセプトを決定しましょう。
設定したペルソナにコンセプトにあわせて準備します。
家具や小物、香りなどで演出しましょう。
を確認し、決定していきましょう
エステ開業時に失敗しない機器の選び方について詳しくはこちらから>>>
取り扱うメニューによっても必要となる資格や届け出も異なります。
開業前にしっかり確認するようにしましょう。
エステ開業に必要な資格・届け出について詳細はこちらから>>>
SNSなどを活用して費用をかけずに集客することもできる時代。
広告に頼り切ってしまうのではなく、ご自身でも集客について学ぶと良いでしょう。
決定したペルソナを元に、どのような媒体を利用していそうか、どんな情報を提供すると興味をもってもらえそうかを考え、費用対効果が高いと思われる集客方法を決定します。
これまで上げてきたすべての内容をまとめるとエステサロンを開業する際に必要な物が見えてきます。開業資金だけでなく、先数ヶ月間の運転資金を含め余裕を持たせて準備しておくと安心です。
初めから大きく投資してしまうのではなく、お客様の声も聞き入れながら改善していけると良いでしょう。
良い時期もあれば、踏ん張らなければならない時期もあります。
赤字にならないためにも固定費は極力抑え、余力をもたせることが大切です。
お客様視点で考えれば、長く通うエステサロンとなるとアクセスの良さは気になる部分。
詳細が明記されていない=お客様の不安を煽ることにもなり得ます。
ある程度の所在地がわかるよう極力公開できると良いでしょう。
個人サロンにおいてリピート率は重要です。
既存顧客様からのご紹介の場合、リピートしていただける可能性も高くなりとても有効です。
一方で、紹介するお客様は友人や知り合いが本当に気に入ってくれるか不明確なため、ハードルが高いと感じられることがあります。
紹介カードを作成するだけでなく、あなたのサロンなら必ず良いおもてなしをしてくれるだろうという安心感、紹介者様のみが利用できるなどの特別感など。既存顧客様が紹介したくなる仕組みを整えましょう。
自宅開業の場合、集客の難しさ、初期投資も少なく家賃も不要などの理由から、初期設定価格を安くしてしまいがち。プロとして自信を持ち、価格を低く設定するのではなく納得いただける技術とサービスの向上に努めましょう。
自分のことを理解してくれる人は手放したくないもの。エステサロンに通う人の中には、施術はもちろんのことスタッフとの会話を楽しみに来店される方も少なくありません。
お客様にとって楽しく心地よい時間となれば、自然とリピート率もあがります。
自宅サロンの場合、売上管理がずぼらになりがち。
知らぬ間に赤字になっていた!ということにならないためにも、月/日毎の目標を設定して数字意識を高めましょう。
数字ばかりを気にしているとお客様が本当に必要なこと、求めていることを判断できずに結果的に「押し売り」となってしまう可能性があります。お客様に寄り添ったサービスができていれば必ず売上はついてきます。サロンを経営している目的を忘れず、お客様視点になって行動するよう心がけましょう。
テナントを借りての開業のメリットは、立地やはじめてのお客様も気軽に来店しやすいところ。ただし、お客様の目に止まりやすいテナントは賃料も高く、内装費もかかるため初期費用が高くなってしまうのが一般的。もしもの時のリスクを考慮し、予算に応じた物件選びが大切です。
SOHO(事務所)利用可能な物件に限りますが、テナントと比較する毎月の固定費や初期費用を抑えることができます。大々的に看板をかかげられなかったりと目に止まりにくいため、集客に工夫が必要です。
初期費用を抑え、リスクも最小限に開業できます。
ただし、生活感を感じさせない工夫や同居するご家族の協力は必須です。ご自宅がマンションの場合は商用利用が禁止されている場合もあるため、開業前にしっかり確認しましょう。
これから経験を積みたい、エステ業界は未経験という方は、自宅開業から始めるのがおすすめ。
一番のメリットはもしもの時のリスクが少なく済むというところ。
サロンを続けることが難しくなった場合や、引っ越ししなければならない時にも比較的容易に済みます。
また、小さいお子様がいたり働く時間が限られている方も、通勤時間が不要で空いた時間には家の用事をすることもできるため、時間を有効活用でき融通をきかせやすい面もあります。
規模が大きくなると経験がなければ判断が難しかったり、経営してみなければわからない課題もあります。経営(開業)が初めてという方や今後サロンを大きくしていきたいという方も、まずは自宅サロンから経験を積むことで、上手く行く方法を掴むことができます。
4歳と2歳の女の子のママさんの成功事例
結婚前に美容部員だったので美容に興味があり仕事に復帰するより時間の融通がきくホームサロンを始めようとスクールに来校されました。
卒業後すぐにスタート朝10:00から17:00までの時間でお仕事をしています。大型マンションでオーナーさまと同じ子育て世代が多くお住まい。エステをもっと身近に、をコンセプトに進め創業当初は20万ほどでしたが半年が過ぎるころには40万、1年をこえるころには70万に届くほどの売上を安定して出来るようになっています。
美容知識をアウトプットするだけでなくお客様の悩みにも寄り添いながらカウンセリングをする事で多くの顧客から支持されるサロンになっています。
月間の売上目標だけでなく1日毎の目標・客単価・集客数など、今現在の状態をはっきりと数字で答えられるように常に把握しておくと良いでしょう。
他店との差別化を設けているなら、何がどうちがうのか、どんな効果を得られるか。どの効果は何をもって実証されているかなど数値で表せるデータを出しておくと良いでしょう。
過去には人通りの多い大通り沿いなど、お客様の目に留まりやすい立地であることが重要視されていました。それも今では、多くの方がインターネットを利用し自ら様々な場所の情報を得ることができます。場所にこだわるのではなく、その場所にあった方法、やり方で運営していく方法を見出すのが大切です。
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激することで、お客様の印象に残りやすく、ブランドイメージを定着させることができます。中でも香りは唯一、脳に直接伝わり本能行動や感情、記憶に影響を与えるといわれています。
感情や記憶をもコントロールすると言われているため、出先であなたのサロンと同じ香りがすると、サロンを思い出していただけ「また行ってみようかな」というきっかけにもなり得ます。
サロンの雰囲気に合わせてアロマを炊いたり、施術と併せてリラックスできる空間を演出するなど、用途に分けて香りを使いわけると良いでしょう。
お客様の声やビフォーアフターの写真は技術力の証明になります。言葉だけでなく写真やお客様の声など目に見える情報は信憑性が高いため、開業前から準備しておくと良いでしょう。
開業するとご自身で確定申告を行う必要があります。税金の仕組みを理解していると、支払い金額もかわることがあります。直接関係なさそうですが、サロンにとっては支出となるため可能な限り抑えられるに越したことはありません。
あなたの家庭や状況に応じて控除される税金もあるため、内容を確認しておきましょう。
知らなきゃ損!?開業前に行って得する手続きについて詳しくはこちらから>>>
通っていただいているお客様のためにも、利益を残しよりよいサロンにするための改善をしていかなければなりません。今後サロンをどうしていきたいか。お客様に喜んでいただくためにはどうあるべきかを考え、何に時間と予算をかけるか経営者として責任を持ち続けることが大切です。
経験や実績は関係なく、仕組みを知る事前準備をきちんと行うことで儲かるエステサロンを築くことができます。
フォレストエステティックスクールでは、これらまでのサポート実績や直営サロンの運用データを活かして、儲かるサロンの仕組みを伝授致します。
まずは、開業に必要なもの、繁盛するサロンにするための情報をお伝え。
これから開業する人、開業したけどうまくいかないサロン様、エステ未経験の方など、スクール生以外の方も無料でご参加いただけます。
お気軽にご参加ください。
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