年齢問わず人気のまつげエクステ。
ネイルサロンや美容室で導入されたり、マツエク専門サロンができたりとニーズが高いことがわかります。顧客のニーズの多さとその手軽さから、開業を検討されている方も多いのではないでしょうか。
マツエクで開業を検討されている方、エステサロンにマツエクメニュー導入を検討されている方、
ご参考になれば幸いです。
まつ毛エクステサロン(エステサロンにマツエクメニューを導入する)
ビューラー、まつげパーマ、つけまつ毛などより魅力的な目元を演出する美容法から、ヘアーエクステのように人工毛を接着剤でつけ、まつ毛を長くしたりボリュームをアップしたりできる手法「まつげエクステ(マツエク)」が登場しました。
日本にマツエクが登場した2000年前後は、数本の人工毛が束になっていたためまつ毛への負担が大きく、現在と比較すると見栄えも不自然でした。
2003年頃にウィングエクステと呼ばれる1本タイプのシングルまつ毛エクステが登場。「化粧の手間が省ける」「すっぴんでも怖くない」などの理由から一躍ブームに。
人気(顧客のニーズ)に伴いマツエクサロンが急増。
当時はしっかりとした基準がなかったため、技術を持たずに施術をする人が増えトラブルが急増。
高度な技術が必要なサービスに対し、技術取得情報の取得やマツエク関連商材が手に入りやすい状況から、適切な技術や知識がない個人事業者が急増したと見られています。
平成20年3月7 日付健衛発第 0307001 号当職通知「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」にて「エクステンションは美容師法にいう美容に該当するとされているため、美容師法に基づく美容に該当するものであることを申し添える。」と明記され、美容師免許保有者のみ施術可能に。
エステティック業界全体の市場規模が3,600億円と言われる中、まつげエクステの市場規模は約1500億円を締めていると言われています。トラブルが相次いでも根強い人気で、現在では、民間資格や美容専門学校でマツエクの授業が組み入れられるなど、お客様に安心してサービスを受けていただけよう知識と技術の向上が図られています。
しかし、平成20年に正式に美容師免許取得者のみに技術提供が認められてからはアイリストの数が減少し、現状も不足している状態。
という方は現在のマツエク業界ではニーズが多く、今後もアイリストの需要が増える見込みがあります。
開業方法は3パターンあります。
まつ毛エクステをされたいお客様に対し施術をし、料金をいただくサロン。
マツエクの技術を習得したい方、アイリストを目指す方へマツエクの装着方法を教えるスクール。
毎月のコストや通わなければならないという理由から、自分自身にマツエクをつけたいという方に向け、技術を提供するスクール(レッスン)。(※お客様に施術をし、料金をいただかない限りは自己責任となり、美容師免許を取得していなくても施術できます。)
美容師免許を取得するためには、国家試験を受験する必要があります。
試験を受験するためには、厚生労働大臣の認可を受けた美容学校を卒業している必要があるため、専門学校(昼間・夜間・高等課程・通信)に2〜3年通う必要があります。
年齢制限はありませんが、多くの専門学校では「高校卒業以上」が受験資格となっているため高校を卒業した18歳以上、または、中卒でも「高等学校卒業程度認定試験」に合格しているか高等課程のある美容学校、中卒も可能な通信課程であれば問題ありません。
マツエクのサービスを行うための営業許可証となります。
美容所登録をせずにサービスを行うと最大30万円以下の罰金になることも。また、地域のフリーペーパーに掲載するための条件として、美容所登録が必須になっていることもあります。自宅で開業を考えている方は基準に達しているか、事前に近くの保健所に確認しましょう。
提出期限は営業開始の概ね10日前まで。
上記は、例となります。地域によって異なるためお近くの保健所に確認するようにしましょう。
開業届けとは、「個人事業の開業・廃業届出書」のことで個人事業を開業したことを税務署に申告するための書類。各地域の税務署や国税庁の公式サイトから直接入手可能です。
エステサロンの名前で銀行口座が作成可能になります。また赤字の場合翌年へ繰越可能になったり青色申告ができるようになったりと税金面で多数メリットがあります。
所得税申告のために帳簿をしっかりつける代わりに所得税の形状で有利な制度を活用できるようになります。開業した年度の3月15日までに提出必須です。
開業届けは2部作成しておくか、コピーを保存しておきましょう。
また、届け出時に本人確認の書類が必要となります。(マイナンバーor住民票とマイナンバー通知カード)を持参しましょう。
クレンジングからしてさし上げるなら、ホットキャビネット、タオル、コットン、精製水、綿棒、化粧水、アイクリーム。また、必ずではありませんがライト・拡大鏡又はルーペはあると便利です。
ベッドやワゴンなど設備的な物を一揃えすると、物にもよりますが10万から15万くらい。まつ毛ウィックもグレードなどにもよりますがスタートする分でしたら3万前後で可能です。
ネイル等と比較すると必ず必要な商材は少なめです。
https://www.forestsymphony.jp/product/other/cosmo.html
美容所登録できるスペースがない場合は別途改装費も必要となります。
なんといっても開業資金を低く抑えることができます。
通勤も不要で毎月の固定費(家賃)がかからないため、リスクが軽減します。
美容所登録の条件を満たしていなければ、建物の改装が必要となりコストがかかります。また、立地を選べないため集客に工夫が必要です。
開業地を選択できるため、ターゲット層の集まる土地、通いやすい地域を選ぶことができます。美容所登録時に審査基準となっている水回りなど、ある程度の内装は確保されているため準備が楽。良い物件が見つかると、低コストで理想のサロンを築くことも可能です。
自宅開業と比較すると、賃貸契約料や家具、毎月の固定費などで初期費用が高くなります。
レンタルサロンとは、使いたい時に好きなだけ借りることができるサロンです。
仲介手数料など不要で、開業したいけど資金が不足している場合などに活用できます。
敷金、礼金、仲介手数料等の初期費用不要で好きな時だけ借りることができ、気軽に開業可能。また、月極め・時間貸しと必要似合わせて選択できるのもメリットのひとつ。開業したいけど資金が足りない方や、自宅開業は難しいが自身のサロンを持ちたいという方に良いでしょう。
運営者に保健所登録を行ってよいか許可を得る必要があります。
また、複数の人に貸している場合が多く、必ず借りたいときに借りられるとは限りません。サロンの雰囲気は変えることが出来ない場合が多く、備品はレンタルや持参する必要があります。
面貸しとは、サロンの一部を借りて個人事業主として独立して働くシステム。
業務委託とは、雇用されるのではなく対等な立場で業務の依頼を受ける働き方のことを指します。
初期費用が少なく、働き方の自由度が高くなります。
収入が安定にくく、面貸しの場合は自身で集客を行う必要があります。
目元は皮膚が薄く、お顔の中でも特にデリケートな箇所。
細かな作業が必要となるので、トラブルを避けるためにもきちんとした知識と技術を身に着けておきましょう。まつ毛はひとりひとり生え方や生え癖があるため、同じスタイルでも難易度が異なります。さまざまな事例があるため、たくさん経験を積んでおくこと安心です。納得がいくまで練習したりスクールに通ったりして、経験豊富な人に教わるのがベスト。
困ったときに頼れる相手がいると安心です。
美容師免許の取得、サロンの美容所登録は必須です。従業員を雇う場合は管理美容師の資格も必要となります。
施術に対して1円でも金銭が発生すると処罰対象となり、美容所登録を行わずに営業すると営業停止、または30万以下の罰金に課せられます。
一時トラブルが相次ぎ不安を持たれているお客様も多くいらっしゃいます。一度お客様の信頼を裏切ってしまうと信頼を取り戻すのは簡単ではありません。安心して施術を受けてもらえるよう環境を整えましょう。
マツエクは最低限のスペースで施術できますが、ある程度の空間の演出は必要です。
お客様は約1時間ベッドに横たわってないといけないので、首や頭が痛くなられる方もいらっしゃいます。施術中心地よく過ごしていただけるようベッドや枕などの備品にも配慮があると良いでしょう。
3週間に1度通っていただくことを考えると、各ターゲットに合ったアクセスの良さは重要。自宅開業の場合は駐車スペースの有無や最寄り駅までの送迎などの工夫でカバーすることも可能です。お客様が来店する際の障害を取り除いてあげると良いでしょう。
お客様が「行きたい!」と思ったその時に予約できるシステムは重要です。
あなたが施術中や休日、寝ている間にも自動で対応してくれるので、手間もなくなります。
フリーペーパーなどの予約管理システムを活用したりホームページを制作したり、いつでも予約を受けることができる受け皿を作っておくと良いでしょう。
マツエクは、カラー、長さ、太さ、カール、毛質など様々な種類があります。
お客様毎にニーズが異なるので、ご希望される商材が揃っていればいるほどターゲットの幅も広がります。お客様のニーズと近隣店舗を調査し、商材選びにも力を入れると良いでしょう。
マツエクだけではなく、ネイル・フェイシャル・リフレなど豊富にメニューを揃えておくと良いでしょう。マツエクとネイル、フェイシャルの後にマツエクなどすべてのメニューを同じサロンでできると、小さなお子様がいる方や働いていて忙しい女性にとっては時間短縮になり大きなメリットに。単価UPにもつながります。
目元は、顔の中でも特に敏感な部分です。マツエクをサービスとして提供するのであれば、必須資格はもちろんのこと、しっかりとした知識と技術を身につけることが大切になります。
フォレストエステティックスクールでは、技術の習得からサロンの開業までトータルでサポート致します。未経験から開業されている方も多数いらっしゃいます。不安や疑問があれば、無料の開業セミナーにてお応えいたします。お気軽にご相談ください。
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