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エステサロンの開業に向けて、着々と準備を進めているあなた。夢の実現はすぐそこまで来ているのではないでしょうか。お客様にどんなサービスを提供し、どんな会話をしようかな?と楽しい未来を想像しているかもしれませんね。
そんなあなたの夢を実現するためには、開業前に「事業計画」を立てておく必要があります。しかし、「事業計画って何を決めればいいの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ほとんどの方は、開業そのものが初めてだと思いますので、ここでは開業に欠かせない「事業計画」に必要な4つの項目について、詳しくご説明します。
事業計画と聞くと、難しそうに聞こえるかもしれませんが、あなたが描くエステサロンを以下にご紹介する項目にしたがって具体的にしていくだけです。「毎月これくらいの売上・利益を上げるために、どのようなメニューやサービス内容を準備し、どうやって何人集客しようかな」など、目標を具体的にするイメージです。開業後のサロンが順調に利益を上げ、継続して経営し続けるために、じっくりと考えながら進めていきましょう。
1.1 ▶ お店のコンセプト~どんなお店にしたいのか~
1.2 ▶ ターゲット ~誰にサービスを提供するのか?~
1.3 ▶ 出店エリア、立地 ~どこで、どのくらいの広さで開業するのか?~
1.4 ▶ 営業時間 ~定休日も決定します~
1.5 ▶ 売上目標 ~顧客回転数を立案し総売り上げを予想!~
2.1 ▶ メニュー及び価格の作成~どんな技術をいくらで提供するのか~
3.1 ▶ 美容機器の決定 ~機器選びは慎重に~
3.2 ▶ 化粧品の決定 ~美容グッズも!~
3.3 ▶ エステ保険の決定 ~事故に備えてしっかり準備~
4.1 ▶ ホームページの作成 ~しっかりメリットをアピール~
4.2 ▶ ツール、POPの作成 ~目を引くように工夫~
4.3 ▶ 広告媒体の決定 ~地域を限定して効果的に集客~
どんなサロンを実現したいのか、あなたの夢を具体的にするために、まずはサロンのコンセプトを考えていきましょう。コンセプトというのは、どんなエステサロンを開業したいのか、これを具体的に言葉にしたもののことです。
・どんな場所で開業しようかな?
・サロンの広さはどのくらい必要かしら?
・メニューはいくつ用意したらいいのかな?
・お客様は、何人くらい来てくれるかな?
・どんなお客様が来てくれるかしら?
・私の技術にお客様はいくらくらい払ってくれるのかな?
・お店では何を売ろうかな?
・営業は、何曜日の何時にしようかな?
これらについてひとつひとつ答えを出していきます。
答えを考えるコツは、あなたが提供するサービスにお金を払ってくださるお客様に対し、どうやってその期待に応えていくのか、どうしたら喜んでいただけるのか、を考えること。この基本を忘れなければ、おのずと素敵なコンセプトが浮かんでくるはず!
コンセプトさえ決まれば、このあとご紹介する項目が具体的になり、しっかりした事業計画を立てることにつながりますので、楽しみながら作成してみてください。店舗や導入する機器を決めてしまう前に、このコンセプトを明確にすることが大切です。
どのような顧客をターゲットにするのかを決定しましょう。これが、店を成功させるためにもっとも大切なことです。誰でもいいから来てくれればいい、という考え方は危険!他店との差別化をはかるためにもターゲットの決定は必須です。
ポイントは、できるだけターゲットを具体的にイメージすること。年齢は〇歳で、女性か男性か、結婚しているのか未婚なのか、子供はいるのかいないのか?生活は豊かかどうか?趣味はなにか?など、ひとりをしっかりとイメージします。
そうすることで、そのターゲットがどんなサービスを求めるのかが見えてきます。美意識の高い若い人にするのか、エイジングケアを意識する40代、50代にするのか。また、女性だけでなく男性をターゲットにするというのも有効ですね。
どんな顧客を相手にしてサービスを提供するのかが決まれば、エステのサービス内容も具体的になるので、広告などでアピールする内容も絞られてきます。具体的なメッセージで集客すれば、多くのお客様を獲得することにつながるでしょう。
開業場所も、集客できるかどうかの鍵を握る重要なポイントとなります。既にご自宅の一部屋で開業することが決まっている場合、その周辺に住んでいる人、足を運んでくれそうな人を調査し、ターゲットや顧客単価などを考えていくとよいですね。
これから出店エリア、立地を絞っていく場合は、人の出入り、通行人の人数などの調査をしながら駅周辺にするのか、住宅地にするのかを決めていきましょう。近くに競合店がないかどうかもきちんとチェックします。場所が決まったら、その中で候補となる店舗、マンションなどを探していきます。このとき大切なのは、集客できる立地であるかどうかを見極めること。交通の便があまりよくない地域の場合は、近所の集客が望めるのか、車で来る方のための駐車場を用意できるかどうかも確認します。
もちろん、ターゲットによっても最適エリアは変わってきます。仕事帰りのOLを対象にするなら駅から近いところがよさそうです。主婦をターゲットにするなら、住宅地でも集客できるかもしれませんね。
営業時間を何時にし、また週に何日、何曜日に営業するのかも決める必要があります。集客する際には、これらを明確にして呼びかけましょう。また、月に何日営業するのかが決まれば、平均顧客単価をもとに月間総売り上げの予想を立てることができます。ターゲットをどうするのかによっても、集客しやすい時間帯や曜日は変わってくるので、合わせて考えてみてください。
「1日に何人施術することができるのか」これを顧客回転数といいます。丸一日営業したとしても24時間。1日に営業できる時間は限られていますので、その中で、実際に営業できる時間、従業員の数、ベッド数などの運営形態の条件を考慮して受け入れ可能な人数を計算していきます。
たとえば、ひとりで1日8~9時間営業するとします。ひとりあたり1時間を施術時間として考えると最低でも6人来てほしいという場合、月に25日営業するなら、150人/月という計算になります。客単価が決まっていれば、単価×150人で月間総売上の金額が出ますね。
ただし、平日と休日では集客できる人数が異なるため、できればより具体的に人数を分けて考えるとよいでしょう。
あなたがお客様に提供するメニューを決めましょう。フェイシャル、ボディー、フットなど、それぞれの具体的なコースまで決定します。メニューの内容は、ターゲットによっても変わってきますし、自分の得意な施術であるかどうかもポイント。また、同じ商圏のエステサロンがどのようなメニューを提供しているのかも考慮する必要があるでしょう。エステ専門サロンとして、あらゆる面から検討することが大切です。
次に価格を決定します。メニュー全てに関しておおよその相場をつかんでおきましょう。エステ業界での経験がある方は見当をつけやすいのですが、初めてエステに携わる方は、事前調査をしなければピンとこないかもしれません。出店する地域によっても相場は異なりますし、同じ地域でも駅から近いのか遠いのかによっても違いがありますので、さまざまな条件を考慮して算出するといいですね。最終的には、かかる経費などを考慮しつつ微調整し決定します。
エステサロン開業には、手技以外にも美容機器を用いたメニューを導入することもあるでしょう。その場合、機材選びは慎重に行う必要があります。お客様の肌を施術する機器選びを失敗すると、火傷、かぶれなどのトラブルが発生する危険性があるからです。導入を考えているエステ機器の安全性などについて、販売元はもちろん、その他の情報もしっかり集めて検討します。
エステ開業時に失敗しない機器の選び方について、詳しくはこちらから>>>
施術メニューだけでなく、販売商品についても決定します。化粧品や美容グッズなど、お客様のためになるもので売れそうな商品を選定します。「どんな商品なら喜んでもらえるかしら?」という視点で考えるといい商品が見つかるかもしれません。
万が一の事故に備えて、エステ保険への加入も必要です。どの保険にいくら入れるのかを調べ、経費に含めます。エステ保険を扱う保険会社や保険商品は複数ありますので、それぞれどのようなケースでどの程度の補償を受けることができるのか、比較して決めるとよいでしょう。
たとえば、施設所有者賠償責任保険の場合、従業員などが業務中のミスで事故が発生し、損害賠償責任を負担しなければならなくなったケースなどを補償してくれます。お客様の持ち物を壊してしまった、施術が原因でお客様の肌に炎症が起こった、お客様がサロン内で怪我をされたなどの事態に備えることができるので安心です。
開業したらあとはお客様が来るのを待つだけ…。開業後、そんな風に考えていたのでは、最初から売上目標を達成することは厳しくなってしまいます。開業前から積極的に集客の方法について考え、行動を起こしましょう。
方法は複数あります。今やスマホやパソコンで店舗検索するのは当たり前の時代。ホームページの作成は必須といえます。目を引くキャッチコピーを考え複数の画像を入れるなど、工夫してみましょう。
自分で作成するのか、専門の会社に依頼するのかによって費用は異なりますので、価格を調べたうえで準備するといいですね。
エステサロンで多くのお客様に来ていただくためには、効果的なツールを使用するといいですね。店舗看板、タペストリーなどで通りがかりの人たちにアピールするのもひとつ。また、サロン内にお得情報や美容情報、スタッフのピーアールなどをPOPで描いて貼ると、リピーター獲得につながります。写真も一緒に貼ると、より効果的でしょう。
その他のツールとしてサービスカードを作成するという方法もあります。既存のお客様にはカードをつくってポイントをつけたり、新規のお客様には割引料金で提供することを告知したりすると、固定客確保につながります。
新聞広告、新聞折り込み、電車広告、チラシをポスティングするなどの方法もありますので、商圏を検討し配布場所などを考慮したうえで依頼しましょう。ポスティングであれば、チラシを自分で作成し、撒くことも自分でできるので経費がかかりません。その他の広告媒体はまとまった費用がかかりますので、十分検討のうえ、決断することが大切です。
開業まであとわずか!というあなた、ご紹介した内容をできるだけ具体的にしていくことで、事業計画を明確にすることができます。事業計画は、あなたの夢の計画でもある大切なもの。絶対に成功させるためにも、後回しにしないで、少しずつ考えてみてください。
もし、初めての開業だから「いろいろ不安がある」「自信がない」「よくわからない」という方は、当スクールの開業支援コースに参加してみませんか?
事業計画に関することだけでなく、技術面の習得、資格の取得などもトータルでサポートいたしますので、まずはご相談ください。ご質問やご意見などを伺いながら、あなたのエステサロンの成功のためにていねいに指導させていただきます。