「家族や友人へのマッサージが好評!仕事にしたらもっと多くの方に喜んでもらえるかも?!」
「アロマやエステが大好き!もっと多くの人に魅力を伝えたい!」
「元々美容専門学校に通っていたので、学んだことを活かしたい!」
アロママッサージはエステメニューの中でもリラクゼーション効果が非常に高く、男女問わず人気の高いメニューです。多くの方が他業種から転職・独立開業されています。
しかし、
なんて心配されている方も多いのではないでしょうか。
これからプロとして開業・運営をめざしているあなたへ。
正しい知識を身につけ、自信をもってサロン開業へと前進できますように、アロマエステ開業のノウハウをご紹介いたします。
ご参考になれば幸いです。
アロママッサージとは、天然の花や葉、果実、果皮、樹脂、樹皮など100%天然植物から抽出した精油(エッシェンシャルオイル)を、キャリアオイルで希釈したオイルを使用して行うマッサージのことを指します。精油がもつ有効成分は、専門のハンドテクニックで皮膚の表面から毛穴や汗腺、皮膚表面の角質層、角質細胞の隙間から皮膚の深部にある真皮へと浸透し、毛細結果やリンパ管に吸収されていきます。嗅覚から脳にも直接刺激を与え、心身ともにリラックスできるリラクゼーション効果の高いマッサージです。
同様にオイルを使用したマッサージもありますが、その効果や効能は異なります。マッサージの種類や効果の違いを理解し、最適なメニューを選定していきましょう。
お客様のご希望や目的にあわせて施すサービス(手技)が異なります。デトックスメインなのか、癒しがメインなのか。それぞれのマッサージの違いについてご紹介いたします。
リラクゼーション、リラックスなど癒しを提供したい方は、アロママッサージ。ハンドトリートメントとアロマの香りによる効果で心身ともにリラックスへと導きます。
エッセンシャルオイルの成分を体内に取り入れるため、体表面からのアプローチと血流を増大させるための筋肉へのアプローチも行います。筋肉中の老廃物の排泄を促し、筋肉のこわばりや癒着を改善、更に神経に刺激を与えていきます。
リンパ管の流れにそって行うマッサージ。体内に溜まった疲労物質や老廃物など身体に必要ない要素(毒素)を排出し、むくみや疲れを改善させるデトックス効果の高いマッサージです。身体の防御力を高めていきます。
もともと医療分野でリンパ浮腫を改善するために行われていたマッサージ。
リンパの流れを滞らせている要因を取り除きながら体内に溜まった老廃物を排出するもので、医療と美容では目的が異なります。
タイ古来よりあるマッサージで、指圧によるマッサージやストレッチで筋肉のほぐしをおこないます。疲労回復・健康増進が目的で、コリや痛みなどの不調を取り除きます。基本的にオイルは使用しません。
関節のズレや歪みを矯正し、筋肉や内蔵、骨格のバランスを整えて本来の状態へ戻す手法。ゆがみをなおすことで血行不良も解消され、肩凝りや腰痛などに効果的です。
揉んだり叩いたりせず、指や手のひらで「圧」を与える技法です。指圧を行うためには国家資格「あん摩マッサージ指圧師」の取得が必要となります。
アロマの需要は増加傾向にあります。近年アロマは身近な存在になり、自宅で使用されている人も増えています。リラクゼーション目的だけでなく、医療分野でも利用されているため、幅広い年齢層に人気があります。
※公益社団法人 日本アロマ環境協会調べ
ボディマッサージのニーズは、大きく「痩身」と「リラックス」に分かれます。リラックスの代表としてアロママッサージがあげられ、メニューにとり入れることで集客の取りこぼしがなくなります。リンパマッサージよりも深くもみ込む手技が多いので、コリなどの疲れに対しても効果的です。リラクゼーション、リラックスなどの癒しを提供したいサロン様に導入をおすすめしています。
フォレストエステティックスクールでも、ボディマッサージ受講者のうち5割強の方がアロママッサージを受講されています。フェイシャルやハンド、ヘッド等アロマの名のつくもの、アロマオイルやクリームを使用して施術するカリキュラムを対象とすると、7割にも登ります。
エステサロンにおいてアロママッサージの需要が多いことが見て取れます。
それだけに提供しているサロンも多いため、サロンとして特徴が求められます。開業して成功するためには、高い専門知識と技術テクニックが必要です。マッサージテクニックはもちろん、アロマの知識を身につけると良いでしょう。
水蒸気蒸留法で得られた精油をエッシェンシャルオイルと言い、その他の抽出方法で得られた精油をアブソリュートと呼びます。どんな場合でも100%純粋であること、合成されたものは精油とは呼びません。(合成香料)
合成香料の場合、オイルの購入価格が安いため比較的安価に設定できますが、アロマの効果がないことがあるので注意が必要です。
精油は種類も多くひとつひとつ効果が異なります。それぞれに注意点も多いため、詳しく学ぶことで自信をもってアドバイスができサロンの強みにもなります。
比較的安価で作用も柔らか、万人うけする香り。
バラによく似た香りだがローズより安価なのでその代用に用意されることが多い。
作用として女性特有の生理前緊張症や更年期のトラブルにも効果的。
濃厚な花の香り、お花の精油の中では比較的安価なので用意しているサロンも多い。
乾燥肌、敏感肌の方にも使用可能。
リフレッシュ効果が高い香り、作用としては強い殺菌力や体内の毒素を排泄する効果がある。
ニキビ肌に効果的。
全部で250〜300種類くらい、大きく5種類に分類されます。
それぞれ目的に合わせてオイルを選択しますが、直感的に「いい香り」と感じるものが役にたつといわれています。お客様に実際に香りをかいでいただき、直感でお選びいただくと良いでしょう。
ストレスには | イランイラン、プチグレン、ラベンダー、ローズ |
---|---|
やすらぎ | カモミール、ジャーマン |
リフレッシュ | グレープフルーツ、ジュニパー、スイートオレンジ、パイン、ベルガモット、ユーカリ シトリオドラ、ゆず、レモン、ローズマリー |
イライラ解消、おだやか | サイプレス、スイートマージョラム、パチュリ、プチグレン、ユーカリラジアタ、ラベンダー |
不安解消、落ち着ける | サンダルウッド、シダーウッド、ネロリ、ヒノキ、ミルラ、フランキンセンス |
リラックス | ヒノキ、ベチパー、ベルガモット、ラベンダー |
気持ちを明るく | シトロネラ、スイートオレンジ、パルマローザ、メリッサ |
心のバランス整える | ゼラニウム、パチュリ |
記憶・集中力UP | タイム、ユーカリ グロブルス、ローズマリー |
頭をクリアに | バジル、ペパーミント/td> |
心に安らぎ、幸福 | ベンゾイン |
落ち込んだ時元気づける | マンダリン |
疲れた心を元気づけ・食欲不振 | ライム、ローズウッド |
緊張ほぐす | メリッサ、ローズ |
ここまでは、開業前に知っておくべきアロマの基礎知識についてお伝えして参りました。
実際にアロマエステを開業するためにはどのような準備が必要になるのでしょうか。
失敗しないサロンの作り方から役立つ資格までご紹介いたします。
まずは事業計画をたてましょう。サロンの基盤となるコンセプトを設定し、開業場所やターゲット、メニュー等を決定していきます。開業予定地周辺を利用する年齢層やその人の生活スタイル、他店ではどのようなサービスを提供しているのかなどの情報を収集し、集客方法まで決定していきます。
ターゲットとする人物がどのような生活を送っているのか。趣味や価値観など具体的に設定し、その人物像が求めるサロンを作り上げていきます。
趣味ヨガ。パソコンを使う仕事のため、目元や肩周りに疲れが溜まりやく週末は必ずマッサージを受けに行く。週末は〇〇駅周辺で友人とランチ、映画をみて過ごすことが多い。 Etc…
このように1人の人物を想像し、具体的にペルソナを設定していくことがオススメです。
(1)で決定したターゲットがよく利用すると思われる場所。OLであれば仕事帰りの駅周辺、主婦であれば駐車スペースを確保できる郊外住宅地など。ターゲットが利用しやすいエリアを選択すると良いでしょう。
ターゲットが抱える悩みを理解し、解消できるメニューがあると興味を引きやすいかもしれません。周辺サロンのメニューも参考にすると良いでしょう。
ホームページ作成、ちらし、看板など、ターゲットの生活スタイルにあった方法を選びます。ターゲットがOLであれば就業後、帰宅までの時間のネットサーフィン時に閲覧されやすいインターネット広告。主婦であれば地元のフリーペーパーへの掲載も効果があるかもしれません。
得られた情報、決定した事項からお客様が何を求めているのか、競合サロンと差別化するためにはどうすればよいのかを吟味し、他店に負けない事業計画をたてることが大切です。
なにから初めたら良いかわからない!という方は「エステサロン開業の事業計画に必要な4つの項目」をご確認ください。
アロマエステを開業するために資格は必要ありません。開業届けを提出すると誰でもサロンオーナーになることができます。未経験からでもサロンオーナーを目指せるため、幅広い年齢層の方が開業し手に職をつけておられます。
しかし開業までのハードルが低い分、数多くの競合サロンが存在します。差別化をはかるために、適切なアドバイスを行える専門知識は必ず必要となります。アロマとマッサージそれぞれのスキルを磨き、効果を高めていくが理想的です。
アロマエステ専門店として開業する場合は、アロマの資格を取得することがオススメです。国家資格ではないものの取り扱いに至っては法律が絡むことが多く、その内容を理解できていると安心してサロンを運営出来ます。独学で学ぶことも可能ですが、正しい知識が得られにくく危険性が上がります。
現在日本でアロマは雑貨扱いですが、日本における考え方と海外での考え方とを分けて理解することも出来、安全に使用できます。少々費用はかかるものの、精油一つ一つの注意点も多いため詳しく学ぶことで顧客に安心感を与えられます。
メニューの一つとして取り入れる程度でしたらスクールで教えてくれる内容でカバーできるでしょう。
AEAJは内閣府に公益認定された、アロマテラピー関連で唯一の公益法人。
植物の香りを用いた「アロマテラピー」を通じて人々の心身の健康に寄与することを目的に、アロマテラピーの普及・調査・研究などの活動を行っています。
■取得できる資格
国際アロマセラピスト連盟(IFA)は世界初のアロマセラピー専門機関。
1985に設立された臨床とホリスティックアロマセラピーを初めて世界的に展開した管理機関です。
■取得できる資格
世界各国でプロのアロマセラピストとして活躍する会員によって構成される、イギリスのアロマセラピスト協会。正会員は医療・福祉機関やホリスティックセラピー業界など多岐にわたるフィールドでプロフェッショナル・セラピストとして活躍しており、世界的にも豊富な臨床データを誇っています。
■取得できる資格
アロマセラピーおよび関連する各種リラクゼーションの健全な普及を目的に、1995年11月1日に発足。教育を通じて正しいアロマセラピーを普及させるために活動する協会。
■取得できる資格
精油は最低でも2本、キャリアオイル2本。(精油以外にもアロママッサージ用のオイルでも可能。)自身で希釈する場合は濃度を正しく守ることが大切です。精油は安全性の高いラベンダー、リフレッシュ効果としてラベンダーの対局の香りとして使われるティートゥリー。
キャリアオイルは質感が軽く肌なじみの良いスィートアーモンドオイル、グレープシードオイル、その反対に重みがあるオイルとしてオリーブオイルが代表的です。
おおよその費用13万円(※アロママッサージ専門店の場合)
・精油(エッセンシャルオイル)
20〜30種類 8〜12万 (※平均単価4,000円計算)
・キャリアオイル
2〜4種類 4000~5000円 ※選び方にもよる
・調合用ビーカー、計量用ガラススポイト保存用遮光瓶 2000円程
ガウン、ブランケット、タオル、契約書、筆記用具、領収書、掃除用具、マスク、シーツ消毒剤
自宅サロン、マンションの一室で開業するのかによっても必要となるものはさまざまです。
あなたのサロンコンセプトに合ったものを準備しましょう。
エステ開業に必要なものは?開店までに準備すべき備品や資金・手続きについて詳細はコチラから>>>
マッサージをメニューとして提供するためには、国家資格「按摩マッサージ指圧師」取得と保健所へ施術所開設届が必要です。資格がない場合は、宣伝用のちらしやメニュー表への「マッサージ」の表記に注意しましょう。
精油から合成香料まで、数多くのアロマオイルが販売されています。アロマオイルの効果を出すためには精油を用いることがおすすめです。
など、購入前にしっかりと確認するようにしましょう。
不安な方は専門店で購入すると良いでしょう。
【専門店例】
薬機・PL両法律に抵触するため、オリジナル化粧品を作製し販売は出来ません。また、効果・効能を謳ってのトリートメントもできません。医師・薬機・あはきの法律に抵触します。
フォレストエステティックスクールでは、アロマボディマッサージを受講した生徒様の7割が、ヘッド、フェイシャルを受講されています。アロママッサージの手技はオーソドックスなもので構成されているのに対し、ハンド、ヘッドは応用の手技が出てくるので、W(ダブル)で受講する事でスキルアップにも繋がります。
ヘッド、ハンドマッサージは時間調整が自由にできるので、サロン様毎に工夫されています。その他にもデイケアホームへの出張、町のイベントなどで披露し集客にも利用することも可能です。
このように、オプションメニューを充実させることで単価UPが期待できます。
オプションメニュー例
●アロマヘッドマッサージ
●アロマハンドドレナージュ
インストラクターの資格を取得すると、アロマの施術提供のみでなくスクール開校も可能に。
空いた時間に定期開催することで一定の売上をあげることが期待できます。
アロマエステを開業し成功させるためには、より深くアロマの知識を身につけ応用させることが大切です。すでに独学でマッサージに定評がある方も、他店との差別化をはかれ自信をもってサービスを提供することができます。
フォレストシンフォニーでは知識とスキルはもちろん、他業種からの転職、独立開業を目指されている方への開業サポートも充実しております。独立開業2000店舗以上の実績を元に、成功するサロン作りのポイントをお伝えいたします。
初めての開業で不安がある方、何から初めたらよいかわからない方、開業したいけれど方法がわからない方のために無料のセミナーも実施中。お気軽にご相談くださいませ。
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