今、介護の現場や心のケアが求められる現場で注目を集めているのが、
アロマを活用したアロマハンドマッサージです。
実際に教えていただいたことと、
調べてみたこととをまとめてみましたので、
ご紹介させていただきます。
介護師や看護師の方の参考になれればと思います。
また、アロマが好き、アロマが趣味という方にとってもアロマの幅を広げる具体的な目標になるのではないでしょうか。
高齢化とともに増加している認知症。
65歳以上の高齢者の場合7人に1人程度に発症する病気です。(政府広報オンライン)
認知症の主な原因であるアルツハイマー病では、その中核症状の認知機能障害を、アロマセラピー(芳香療法)で治療可能であるという技術を鳥取大学医学部生体制御学講座の研究で実証しました。
(鳥取大学発ベンチャー 株式会社ハイパーブレイン)
主に、
・アルツハイマー型認知症
・脳血管型認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症
の4つの原因にわけられると言われており、約60%はアルツハイマー型認知症が原因とされています。
年齢を重ねるほど発症する可能性が高まるとされ、高齢化の今、今後も認知症の人は増え続けると予想されています。
高齢化故に予防医学の考えがさけばれる今、
アロマ効果の実証は非常に明るい話と言えるでしょう。
これは特に介護の現場で顕著になります。
介護が必要な方の場合、外出して気分転換といったことや、入浴することですら困難です。
そこで手だけの動作、座ってできる、寝たままできる手軽なハンドマッサージが非常に役に立っているようです。
また、ハンドマッサージは手軽さやリラクゼーションだけではなく、
血液の巡りも非常によくなるため、体へ好影響をもたらします。
手軽さと効果のメリットから今後はさらに注目を集めると言われています。
アロマによる効果、マッサージの効果に加え、
直接触れ合うことによる心への効果も。
心への効果、そ背景には通称“愛情ホルモン”と呼ばれるオキシトシンによるもので、
ハンドマッサージによるスキンシップでこのオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンとは脳内で作られるホルモンの一種。
出産時の子宮収縮や、母乳の分泌を促進させる作用があると言われています。
そして、
オキシトシンが働く場所(受容体)は、脳のセロトニン神経の神経細胞にあります。
オキシトシンが分泌されると、セロトニンの働きが活発になります。
脳にあるセロトニン神経が活発に働くと、脳の状態が安定し、心に平穏をもたらします。
また、自律神経を整えてくれる作用もあるため、「癒し」を感じることができるのです。
(癒しがほしい!幸せホルモンのオキシトシン効果とは?)
心が安定し、癒されている感覚が得られるのが特徴ですね。
オキシトシンがなぜ“愛情ホルモン”と呼ばれるのか?
「スキンシップによって分泌されるオキシトシンは男女間の絆を深め浮気を防止する効果がある」とドイツの神経科学の専門家、ルネ・ハーレマン博士は述べています。
オキシトシンが不足していると、自分に自信も持てず、不安感や喪失感に襲われ、パートナーとの信頼関係も崩れがちになります。オキシトシンを分泌させることによって、安心感や幸福感を得られコミュニケーション能力も高まり、正常な愛情表現が出来るようになります。その結果、浮気もしなくなり、パートナー・家族との関係もうまくいくというのです。
(心を癒すマッサージ・オキシトシン)
オキシトシンがあることで人への信頼が増し、自信が生まれ、気分が安定し、幸福感も満たされる、それ故“愛情ホルモン”と呼ばれているのですね。
いかがでしたか。
アロマの力とハンドマッサージの力が組み合わさることで、
これだけの効果を発揮することができます。
なぜ今アロマハンドマッサージが注目を集めているのか少しでも理解を深めていただけたなら幸いです。
おっと、大切なことを忘れていました。
ハンドマッサージは短期での技術習得が可能・短期習得しやすい
ということも注目を集めている理由と言えます。
フォレストエステティックスクールでは3時間の講習で習得が可能です。
アロマハンドマッサージにご興味を持たれた方や既に検討している方はぜひご活用下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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